農作業後に高い状態を維持するオキシトシン濃度
『土に触れる人はなぜ健康になるのか』
身体の中の自然を育てる
桐村 里紗 著
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光文社(光文社新書)
| 336p
| 1,254円(税込)

第1章 自然と関わる人はなぜ健康になるのか
第2章 自然とつながり直す――都市でできること、ローカルでできること
第3章 SDGsのその先へ――GDPを超える豊かさを経済基盤に
第4章 私たちは流域(RYUIKI)に生きている――最新科学が再統合する人と自然
終章 AI・デジタルを超える身体知――身体という自然を育てる

自然が少ないと思われがちな都市部でも、一定数の緑地や公園が存在し人が集っている。また、近年の食料品の高騰などに後押しされ、貸し農園や市民農園に関心を寄せる都市生活者は少なくない。自然に親しむ、土をいじる行為は「癒し」や「自給自足」の面があるだけでなく、人間にとって根源的な意味を持つようだ。
本書では、東京から鳥取県江府町へ移住した医師が、自然とかかわりを持つことが人の心身の健康につながる理由を、自身の体験や様々な科学的研究成果をもとに考察している。人には自然とつながりたいという本能的な衝動「バイオフィリア」があり、実際に土に触れることで幸福度が上昇したり、認知機能が改善したりする効果が期待できるという。田んぼの運営をDAO(分散型自律組織)で行った実践についても触れている。著者は医師。天籟株式会社代表取締役。一般社団法人プラネタリーヘルスイニシアティブ代表理事。内科医として予防医療から生活習慣病、在宅終末期医療まで総合的に臨床医療に従事する傍ら、都市とローカル、グローバルを結び、地球再生型経済圏の基盤づくりを行っている。
