
2024年12月18日、キオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリ)が東証プライム市場に上場を果たしたことは、記憶に新しい。東芝メモリの買収を主導し、その後の経営改革や成長への投資に株主として深く関わってきたPEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)が「ベインキャピタル」である。
本書では、キオクシアHDの他、すかいらーくHD、ユキグニファクトリーなど9の実例をもとに、各社の企業価値を高め再成長を演出したメカニズムをひもときながら、ベインキャピタルの強さの秘訣を自ら解き明かしている。PEファンドとは「経営の一翼を担って経営改善や成長戦略の策定や実行に深く関わり、企業価値向上に努める」存在であり、ベインキャピタルは、「企業価値向上に愚直で真剣に向き合っている集団」なのだという。著者であるベインキャピタル日本オフィスは、2006年に開設。以来、日本市場への深い理解と専門性を基盤に、投資先企業と長期的なパートナーシップを築いて本質的な企業変革と持続的成長を支援している。2021年には日本の中堅・中小企業に特化した日本ファンド(JMM)を設立した。

