新書・文庫
発刊 2026.06
英語の世界観を形成する「3つのこだわり」とは
『英語史で解く英文法の謎』
なぜ「3単現のs」をつけるのか
堀田 隆一 著 | NHK出版(NHK出版新書) | 240p | 1,078円(税込)
Contents

序章 英語はどのようにして現在の姿になったのか
第1章 文の骨組みはその言語の個性
第2章 語形の変化は規則的に不規則
第3章 なぜ文字と発音が一致しないのか
第4章 社会とともに変わり続ける英語

Introduction
グローバル化の進んだ現代社会において、英語は事実上の「世界共通語」となっている。ビジネスや教育の場では、いかに習得するかといった観点で語られがちだが、英語の持つ豊かな歴史や土台となる価値観を感じながら学びを進めた方が、理解が深まるのは間違いない。英語とは、本来どのような言語なのだろうか。
本書は、英語の辿ってきた長い歴史をひもときながら、英語のルールに表出している言語としての世界観やこだわり、個性を解説している。たとえば「主語が3人称・単数の現在の文では、動詞にsをつける」という特殊な文法は、英語のルーツを遡れば、英語が守り続けている独自の世界観に基づくものだと分かるという。著者は、慶應義塾大学文学部教授。専門は英語史、歴史言語学。YouTubeチャンネル「いのほた言語学チャンネル」などを運営している。なお本書は『中高生の基礎英語in English』(NHK出版)に掲載された連載記事を基に改変・加筆を行ったものである。