ガソリンの燃焼を構成する6000の複雑な素反応
『燃えるとは何か』
横森 剛 著
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集英社インターナショナル(インターナショナル新書)
| 256p
| 1,111円(税込)

第1章 火の利用の起源
第2章 「燃える」で起きていること
第3章 炎を観察する
第4章 炎の色をコントロールする
第5章 「燃える」は意外に複雑
第6章 「燃える」の雑学
第7章 爆発と燃焼
第8章 燃焼を利用する機関=エンジン
第9章 空を飛ぶためのエンジン
第10章 「燃える」を見る
第11章 「燃える」と環境問題
第12章 二酸化炭素は燃料になるか?

ガスコンロで調理する、電灯を点ける、車や飛行機に乗る……現代的な生活を送る上で「燃えること」と関わりのない場面は皆無に近い。熱や動力を生み出す燃焼という現象は約150万年前から人類の進歩の傍らにあったとされるが、今日では環境汚染や地球温暖化という人類の危機につながる問題の発生源ともなっている。
本書では、燃えるという現象をめぐって、その定義、化学反応としてのプロセス、燃焼方法の種類と特徴、エンジンとしての利用、燃料や環境問題といった広範な観点から説明している。燃えるためには「三つの要素」が必要であること、燃える反応の裏側には実は非常に多くの複雑な反応が積み重なっていることなど、一般にあまり知られていない燃焼の仕組みを解き明かしている。さらに、近年注目される、二酸化炭素をリサイクルした合成燃料e-fuelにも触れる。著者は、慶應義塾大学理工学部機械工学科教授。米国・プリンストン大学航空宇宙・機械学科客員研究員などを経て、21年より現職。
