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発刊 ロシア 2026.02
世界の原子力産業におけるロシアの立ち位置とは
『「原子力」@ロシア』
国営企業ロスアトムが握るエネルギー覇権
Contents

第1章 原子力エネルギーの現代的役割
第2章 グローバルなエネルギー転換の文脈における原子力
第3章 原子力エネルギーの技術的側面
第4章 原子力における安全と廃棄物管理
第5章 原子力エネルギーの経済的・社会的側面
第6章 ロシアの原子力産業と世界市場におけるその役割
第7章 原子力エネルギーと国際政治
第8章 原子力エネルギーの未来

Introduction
二酸化炭素の排出を抑えつつ、安定した電力供給を可能にする原子力エネルギーは、気候変動対策の切り札として再び脚光を浴びている。しかし、放射性廃棄物の安全性など依然として深刻な課題も残る。AIの爆発的普及によって電力需要が急増する中、原子力技術で先行するロシアはどんな戦略を描くのか。
ロシアで刊行された未翻訳の本書は、原子力を単なる発電技術としてではなく、経済、政治、社会が複雑に絡み合う「地政学的ツール」として再定義し、世界のエネルギー産業の最先端に向き合うロシアの原子力産業に焦点を当てる。とくに世界市場で高いシェアを誇るロシアの国営企業ロスアトムの戦略を詳細に分析。ロスアトムは単に原子炉を建設するのではなく、人材育成からインフラ構築、法整備の支援に至るまで、相手国の社会基盤そのものを構築するという独自のソフトパワーを展開しているという。著者のアンドレイ・シゾフ氏は、ロシアの原子力産業およびエネルギー安全保障を専門とする研究者。