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発刊 アメリカ 2026.01
ケニアは中国との協力関係をどう築いてきたのか
『東アフリカ「もう一つのシリコンバレー」と中国』
Silicon Elsewhere: Nairobi, Global China and the Promise of Techno-capital
Contents

序章 シリコンサバンナの北京コネクション
第1章 シリコンと開発国家
第2章 データ・フロンティアの機械
第3章 アルゴリズム的縫合のプラットフォーム
第4章 標準規格のマイクロ地政学
第5章 投資可能性の労働
第6章 テクノ楽観主義の民族誌
補記 テクノロジーを「別の場所」から、「別の仕方で」考える

Introduction
モバイル決済サービスM-PESAなどを生み出し、「シリコンサバンナ」とも称されるケニアのナイロビは近年、アフリカ大陸におけるイノベーションの中心地となっている。そこでは中国のデジタル大手、中小のスタートアップがアフリカ進出の拠点としてナイロビを選び、様々な実験的取り組みを通して関係を深めているという。
米国カリフォルニア大学の出版部門から刊行された未邦訳の本書では、東アフリカ最大級の経済的規模を誇りデジタル推進国であるケニアとその首都ナイロビが、いかにして中国のデジタル資本と組んだ「テクノロジーの実験場」となったかを説明している。ケニアにおける過去数年間にわたるデジタル技術を優先する国家戦略、ファーウェイを始めとする中国の野心的な企業とのプロジェクト、中国・アフリカ間の国際取引の再構築などの事例を通して、シリコンバレーの模倣ではない、独自の技術的革新地としての姿を語っている。著者のアンドレア・ポリオ氏はイタリアのトリノ理工大学都市地域研究科の政治経済地理学助教授。南アフリカのケープタウン大学アフリカ都市センターの研究員も兼任している。