SDGsの「多様性と包摂」と現代アートの関係とは
『芸術の価値とは何か』
AIが奪い尽くすからこそ、アートに“解”がある
秋元 雄史 著
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中央公論新社(中公新書ラクレ)
| 288p
| 1,210円(税込)

序章 アートの本当の価値とは
第1章 現代アートとは何か
第2章 資本主義に育てられるアート
第3章 資本主義に抵抗する
第4章 多様性という大課題
第5章 美術館の外に出た現代アート
第6章 アーティストの価値が爆上がりする瞬間とは
第7章 アートの値段とは何か
第8章 ビジネスに効くアート
第9章 アートの地政学
第10章 買ってみよう
第11章 美とは何か

難解、意味不明などとして価値が認められにくかった現代アートが近年、オークションで高値で落札されるケースが目立つ。バンクシー、バスキア、草間彌生、奈良美智などが代表例だが、なぜ今、現代アートに価値が認められるようになったのか。そしてビジネスや社会全般に対し、現代アートはどのような役割を果たせるのか。
本書では、アートの真価を問い続け、伝説の美術評論家と呼ばれる著者が、アートと資本主義の関係、市場の現状などを作家や作品の事例を豊富に挙げながら、アートを読み解く「見取り図」を提供している。現代アートの起源は第一次大戦後にあり、悲惨な戦争により近代文明の暗部に触れ社会とのかかわりの中で作品が制作されるようになった。さらに第二次世界大戦後にはより多様な社会問題に関するテーマが扱われるようになったという。著者は、1991年福武書店(現・ベネッセコーポレーション)に入社し、直島のアートプロジェクトを担当。その後、金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学大学美術館館長などを歴任した。
