軍事偵察衛星に匹敵する民間リモセン衛星の性能
『軍民両用化する技術』
「デュアルユース問題」とは何か?
大庭 弘継 著
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光文社(光文社新書)
| 336p
| 1,210円(税込)

第1章 宇宙技術
第2章 バイオテクノロジー
第3章 サイバー技術
第4章 AI
第5章 ロボット・ドローン
第6章 その他の技術
第7章 関連動向
終章 考察

日米政府が軍事ドローンの生産における協力を目指していることで、近ごろ「軍民両用(デュアルユース)技術」が話題に上っている。宇宙開発のためのロケットが弾道ミサイルにもなり得るように、軍事目的・民生目的のいずれにも利用できる技術は、善用と悪用、恩恵と脅威といった両面性を有する点で議論を呼んでいる。
本書では宇宙技術、バイオテクノロジー、AIやロボット・ドローンといった現代のデュアルユース技術を取り上げ解説。それらの技術がもたらした恩恵とともに、危険な兵器に悪用されたり転用されたりする可能性について言及している。たとえばLLM(大規模言語モデル)の公開は、AIの民主化とも言える半面、一般人の兵器入手やテロ参加のハードルを下げることが懸念されるという。著者は立教大学大学院人工知能科学研究科・特任教授。専門は国際政治学、応用哲学・倫理学、知能情報学。元海上自衛官(1等海尉)。著書に『軍事研究を哲学する――科学技術とデュアルユース』(昭和堂)などがある。
