GDPで世界第42位の国に匹敵する2大都市の融合
『テキサス州オースティン-サンアントニオ広域経済圏の展望』
The Austin-San Antonio Megaregion: Opportunity and Challenge in the Lone Star State

1 オースティン-サンアントニオ・メガリージョンの「不可避性」
2 オースティンの継続的な自己変革
3 サンアントニオの物語
4 急成長する都市と郡が再定義するオースティン-サンアントニオ回廊
5 セントラル・テキサス・メガリージョンの出現
6 多様な地上交通と空港連携の必要性
7 2つの空港の物語
8 水とエネルギーの未来をいかに守るか
9 残酷なミスマッチ:住宅の高騰と賃金格差
10 オースティンとサンアントニオは経済開発戦略を転換し、やがて近づいた
11 ゲーム開始:メガリージョンへのプロスポーツ誘致
12 オースティン-サンアントニオ・メガリージョンの未来

地理的に近い複数の大都市が、経済的、社会的、環境的に相互に結びつき形成される「メガリージョン(広域経済圏)」。世界的に都市化が進む中で、経済規模の拡大、労働力・技術の集積が期待されている。すでに世界各地で複数の事例があるが、近年とくに注目されているのが米国テキサス州の2つの大都市圏である。
米国で刊行された未邦訳の本書では、米国テキサス州オースティン都市圏とサンアントニオ都市圏が一体化し、メガリージョンを形成しつつある現場を分析。その形成過程や経済規模、メガリージョン化によって直面する危機や持続可能性に向けた取り組みなどを解説している。オースティンとサンアントニオにまたがるこの広域圏は、一つの州と見なせば全米で25番目に大きな州に相当し、域内総生産(GDP)も巨大。気候変動の影響や人口急増を受け水供給に問題を抱えるも、節水対策やインフラ整備によって住民の生活を維持しているようだ。著者のヘンリー・シスネロス氏は元サンアントニオ市長。クリントン政権下で住宅都市開発長官を務めた。ロバート・リヴァード氏はジャーナリスト。ポッドキャスト「bigcitysmalltown」などを主宰。デイビッド・ヘンドリックス氏はビジネス編集者兼コラムニスト。
