新書・文庫
発刊 2025.12
フィルターバブルを突き崩す機能が傑出したX
『子どものSNS禁止より、大人のX規制が必要な理由』
岡嶋 裕史 著 | 光文社(光文社新書) | 232p | 990円(税込)
Contents

第1章 世界のSNS規制状況
第2章 拡散系サービスの歴史
第3章 X上での政治的対立はなぜ起こる?
第4章 正義棒は魔法の棒
第5章 子どものSNS禁止より、大人のX規制が必要な理由
第6章 どうすれば誹謗中傷合戦を解決できるか?

Introduction
「SNSによる炎上」が社会問題として取り沙汰されることが増えた。中には人命に関わるような深刻な炎上事例もあり、早急な対応が求められている。そうした中、子どものSNS利用を禁止・規制すべきという議論が世界各国で持ち上がっている。子どものSNS禁止は本当に有効なのか。そして炎上の本質はどこにあるのか。
本書では、破壊的な炎上を食い止めるには、子どものSNSを禁止するのではなく、大人のX利用を規制すべきだという主張を展開。SNSで形成された閉じたコミュニティを、見境なく接続するXの機能に着目し、その拡散力を削ぐ方向の対処法を提案している。また、多様性が謳われる現代に、インターネット上で意見の「激突」が起こる構造についても掘り下げている。著者は中央大学国際情報学部教授。富士総合研究所勤務、関東学院大学経済学部准教授・情報科学センター所長を経て、2019年から現職。中央大学政策文化総合研究所所長、学校法人神戸学園顧問も務める。