
業種や規模を問わず、多くの企業でDXが進められているが、部門の数が多く、それぞれに既存のシステムが存在する巨大企業では、全社的なDXを成功させるのに困難を伴うようだ。そんな中、トップの決断のもと直下のトランスフォーメーションオフィスを設置し、大規模な社内DXを成功させた企業にNECがある。
本書では、NECが2021年から進めた全社横断DXについて、CEOの森田隆之氏と、全社横断のデジタル推進責任者としてプロジェクトを主導した小玉浩氏が、改革に至る経緯も含めて詳細に解説している。NECは長期にわたり経営環境が厳しい局面が続いた。「規模が大きいがゆえに動きが遅い」大企業病を克服する真の構造改革を迫られ、2021年に就任した森田CEOが決断したのが、全社横断のDXだった。著者の小玉浩氏はNEC執行役Corporate EVP兼CIO。森田隆之氏はNEC代表取締役 執行役員社長兼CEO。2016年にCGO、2018年にCFOを経て2021年より現職。

