
IT業界で、その驚異的な急成長ぶりと、ユニークな「人的資本経営」で注目の的になっている企業がある。2005年創業のSHIFTである。同社の主軸は「ソフトウエアのテスト」という、重要ではあるがいささか“地味”な事業だ。創業社長である丹下大氏の理念と執念が込められたその人材戦略とはどんなものなのか。
本書では、丹下社長をはじめとする経営陣および現場への密着取材により、SHIFTの成長の決め手ともいえる「究極の人的資本経営」の実際を明らかにしている。
SHIFTは、金型産業で注目を浴びた製造業のインクス(現:SOLIZE Holdings)で活躍した丹下氏らが起業。コンサル業務を行う中で、大手IT企業のソフトウエア開発におけるテスト業務の非効率さに衝撃を受け、テストを標準化して事業の中心に据えることにしたという。著者は「日経ビジネス」副編集長。2008年に日経BPに入社し日経ビジネス編集部に配属され製造業や流通業などを担当。13年に日本経済新聞社へ出向し、証券部でネット、ノンバンク関連企業を担当する。15年に日経ビジネスに復帰し、電機・通信関連業界を中心に取材。バンコク支局長などを経て25年4月から現職。

