公費に頼らず巨大スタジアムを建設した方法とは
『NFLダラス・カウボーイズとテキサス・スタジアム』
Hole in the Roof: The Dallas Cowboys, Clint Murchison Jr., and the Stadium That Changed American Sports Forever

第1章:テキサスの大胆不敵
第2章:最初のカウボーイ
第3章:常識を超えた奇妙なできごと
第4章:敢えて違いを作る
第5章:ヒューストンへの嫉妬
第6章:ついに転機
第7章:アービングかすべてか
第8章:細部がすべて
第9章:建設の実現
第10章:始まり
第11章:終わりの始まり
第12章:クリントの失墜
第13章:バムという名の悪党
第14章:フーターヴィルからホール・オブ・フェームへ
第15章:ダラスにとってノー・サイド
第16章:フランケンスタジアム

米国のプロ・アメリカンフットボール・リーグ(NFL)において、世界的な人気と影響力を誇るチームの一つにダラス・カウボーイズがある。1960年の創設で、現在、テキサス州アーリントン市に本拠を置くが、チームの黄金期を支えたのは、アービング市にあった伝説的なフィールド「テキサス・スタジアム」である。
米国で刊行された未邦訳の本書では、ダラス・カウボーイズの創設者クリント・マーチソン Jr.と、テキサス・スタジアムの建設経緯及び歴史的意義を描くノンフィクション。1960年代のチーム創設から現在までのカウボーイズの歴史を辿りつつ、一切の公費に頼らずに巨大スタジアム建設を成し遂げた手法などについて詳説している。なお、テキサス・スタジアムは当時としては珍しい「屋根中央が開いたドーム型スタジアム」で知られた(2010年4月に爆破解体)。著者のバーク・マーチソン氏はクリント・マーチソンJr.の息子で、ダラス市に本拠を置く投資運用会社マーチソン・キャピタル・パートナーズLLPのパートナーを務める。マイケル・グランベリー氏はダラス・モーニング・ニュースのライター。
