
米国電力システムの、メリットオーダー方式とは
『未来エコ実践テクノロジー 図解でわかるエネルギーDX』
デジタルで効率化する電力システム大転換技術


1.エネルギー分野で進むDX
2.ヨーロッパの天然ガスの歴史とDX
3.北アメリカの天然ガスの歴史とDX
4.イギリスとヨーロッパのガス市場改革
5.ガスエネルギー取引市場の発展
6.産業を支えるLNG
7.アメリカのパイプライン事業者
8.電力のDX:なぜエネルギー分野でDXは進んだのか
9.電力のDX:再生可能エネルギーの出現とDX
10.電力のDX:どのように需給調整するか
11.電力のDX:電力会社・市場でさらに進むDX
12.貯蔵をコントロールするDX
13.スマートエネルギーとDX
14.日本の総合取引所
15.再生可能エネルギーを評価するシステム
付録 エネルギー産業の歴史


エネルギーの流通が、世界的に変化している。日本のこれまでの電力については、大手電力会社が大規模な発電所をつくり、そこから垂直に一方通行で送電をしていた。しかし再生可能エネルギーや独立系発電事業者が増えたことで、送配電が複雑化し、日本型のアナログ的な制御方法では限界がきている。

本書では、日本と世界の、石油や天然ガスといったエネルギー供給システムの現状を踏まえ、DX(デジタルトランスフォーメーション)を取り入れながら、効率的で効果的な制御システムをどう行うか、各国の事例を紹介しながら詳しく解説する。カーボンニュートラルを実現するためにも、再生可能エネルギーの流通を増やすことが重要だが、それを推進するために、欧米から世界に広がりつつあるのが、再エネ電力供給での、「エネルギー価値」と「再エネ価値(環境価値)」の分離だ。今後はCO2量を取引するうえでも「グリーン電力証書」を発行し、運用する形となる。著者の内藤克彦氏は、東北大学大学院・環境科学研究科・特任教授。蝦名雅章氏は、慶應義塾大学経済学部訪問研究員。英国機械技術者協会(IMechE)日本名誉代表。日本工営株式会社環境技術顧問。