
事務屋から経営サポートに移行する「企業税務」
『税務担当奮闘記』
企業税務の心得と体制強化


1.経営者から期待される税務担当・税務部門の役割
2.税務担当に必要なスキル及び心構え
3.各事業年度における仕事の進め方の留意点
4.事業部門及びその他の関連部門と税務部門との関係性
5.経理部門の一員としての税務担当
6.グローバル化の進展に伴う税務担当のあり方の変容
7.外部専門家及びその他の関係者とのかかわり方
8.産業界を通じた税制改正要望活動等への参画の意義
9.次代を担う若い人達に伝えたいこと
おわりに 税務担当の地位向上を願う


「税務」という仕事に、納税を正確に行い、税務調査に対応するなど、経営戦略や事業運営にとって、さして重要ではないという認識を持つ人もいるのではないか。だが近年はグローバル化・デジタル化への対応や、税コスト最適化など、経営意思決定に関わる重要な業務と認識されるようになってきているようだ。

本書では、キヤノンにて約40年にわたり税務担当として働いてきた企業税務のプロフェッショナルが、税務の実際、最近の方向性、業務上の心得・姿勢など「現場での生きた経営税務」を詳しく解説。著者は約30年前から「経営意思決定サポート型税務」への脱皮をめざす計画を策定し、それをベースに業務を担ってきた。今日では、グローバル化に経済のデジタル化が加わり、新たな国際課税ルールづくりが進められており、税務担当にはそれへの参加や適切な対応が必要となっている。著者は、キヤノン理事・経理本部税務担当上席。税理士試験合格。1981年キヤノン入社、光学機器事業部総務部経理課配属、84年経理部会計課税務担当。2005年経理部副部長兼税務会計課長、07年経理部税務担当部長等を経て16年から現職。