

中国トップレベルのデジタルソリューションベンダーである新華三集団(New H3C Group)。同社は、杭州華三通信技術(H3Cテクノロジーズ)を母体とし、米国ヒューレット・パッカード(HP)の中国事業の一部を移管した清華紫光集団との合弁により設立。米中企業の「融合」による独自の企業カルチャーとDXで注目されている。

中国で刊行された未邦訳の本書では、新華三集団設立の経緯とともに、同社の包括的な企業変革の軌跡を、CEOの于英涛氏自らが語っている。杭州の地場産業を代表する企業として発展してきた杭州華三には、中国らしい野性的な企業文化があったが、一方のHP側の文化はそれとは対照的なものだったという。異なる文化や価値観を乗り越え、どのようにグループの融和を図り、合弁を成功させたのか。また、同社におけるDXの推進力となったという「デジタル頭脳」とはいかなるものか。著者の于英涛氏は1964年生まれ。2016年5月から現在まで新華三集団の総裁兼CEO、紫光集団の董事長を務める。