企業活動に深く関わる「自然資本」とは何か
『カーボンニュートラルからネイチャーポジティブへ』
サステナビリティ経営の新機軸
株式会社野村総合研究所 編著
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中央経済社
| 208p
| 2,530円(税込)
1.自然資本に関する諸概念
2.ネイチャーポジティブと他のサステナビリティテーマの関連
3.各国・地域の政策等の動向
4.金融セクターの動向
5.事業会社の動向
6.事業会社に求められる取り組み
日本を含む世界各国でカーボンニュートラルに向けた取り組みが続けられているが、同時にもう一つの大きなサステナビリティに向けた取り組みも広がりつつある。「ネイチャーポジティブ」である。これまでの「自然資本」の損失を「反転」させるものであり、あらゆる業種の企業に対応が求められている。
本書では、自然資本、ネイチャーポジティブとは何かから始まり、各国・地域の政策等の動向から国内外企業の取り組み事例、企業の具体的な行動のためのヒントなどを詳しく解説している。自然資本は、自然によって形成される資本のことで、取り組みが進んでいる「生物多様性」も含まれる。多くの企業が、原料や資源として自然資本に「依存」するとともに、土地開発や廃棄物などで「影響」も与えている。このどちらにも対応し、自然資本の増加をめざすのがネイチャーポジティブへの取り組みとなる。編者の野村総合研究所は日本の大手シンクタンクで、コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスを業務としている。本書は、コンサルティング事業本部統括部長 兼 サステナビリティ事業コンサルティング部長 兼 コンサルティング事業本部DX事業推進部長の榊原渉氏を筆頭とする8名が執筆。