論理的思考力も育てる仮想空間での「もの作り」
『子どもの能力が伸びるマインクラフトの使い方』
タツナミ シュウイチ 著
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ポプラ社(ポプラ新書)
| 256p
| 1,056円(税込)
序.私が「マインクラフト×教育」を仕事にした理由
1.うちの子はなぜマインクラフトに夢中なのか?
2.知っていますか? 子どもの能力向上につながるマインクラフト
3.マインクラフトで教えている学校と塾の実態
4.マインクラフトで成績アップが期待できる理由
5.東京大学、そしてJAXAでも活用されるマインクラフトの可能性
6.マインクラフトで見る子育ての原点と教育
7.マインクラフト育ちの子どもたちが作る未来
世の中の「ゲーム」や「玩具」は、多少なりともプレイヤーの知的能力が発揮されるものであることが多い。シューティングゲームなど瞬時の判断力が要求されるものもあれば、じっくりと創造的な活動に取り組めるものもある。2011年正式リリース、スウェーデン発の「マインクラフト」は後者だ。
本書では、世界最多のプレイヤー数(2023年10月現在)を誇る、デジタルの3D空間で仮想のブロックを使って自由にものづくりができるマインクラフトの特徴や活用方法などについて、詳しく解説。とりわけ、創造力のみならず観察眼、論理的思考力、コミュニケーション力を高めるツールと捉え、教育現場などでの子どもたちへの教育への効用を語る。マインクラフトは、ゲームというより、ほぼすべての人が「表現」に使える自由なプラットフォームなのだという。著者は日本で最初の『プロマインクラフター(プロのマインクラフトプレイヤー)。東京大学大学院客員研究員、常葉大学客員教授、マインクラフトカップ全国大会審査員長、マイクロソフト認定教育イノベーター・FELLOW。