中小企業ながら国際認証で成功した小林メリヤス
『サステナブル調達を成功させるための国際認証の教科書』
プロローグ 露呈する「経済優先の社会」の歪み
1.〈基礎知識編〉なぜ、「サステナブル経営」が必要なのか
2.〈基礎知識編〉サステナブル調達を実践するために
3.〈基礎知識編〉世界でも通用する「国際認証のしくみ」を知る
4.〈実践編〉行政・企業の「取り組み」と「サステナブル調達」最前線
5.〈実践編〉国際認証を取得するメリット・デメリット
6.〈実践編〉国際認証の取得ステップ
7.〈実践編〉8つのサステナブル・ラベルの意味・役割を知る
エピローグ サステナブル基準の選択が生み出す、いまと未来
気候変動やさまざまな社会課題がより身近に感じられる昨今、「ESG投資」への注目がますます高まるなど、企業経営にとっても「サステナビリティ」は無視できないキーワードの一つだ。サプライチェーンにおいて配慮をする「サステナブル調達」を含めた「サステナブル経営」に役立つツールに「国際認証」がある。
本書では、サプライチェーンにおける環境破壊や人権問題といったサステナビリティを阻害する事実を見える化し、それらを排除あるいは予防するサステナブル調達を評価し認定する「国際認証」について、その考え方や種類、国際認証取得を取り入れた国内企業10社の事例などを詳しく紹介している。国際認証取得には、企業の対外的な信用を高めるだけでなく、自社の理念や事業の方向性を社内で共有、議論できるようになるなどのメリットがあるという。著者は、一般社団法人日本サステナブル・ラベル協会代表理事、サステナビリティ・アドバイザー。外資系認証機関の日本法人代表を兼任後、日本サステナブル・ラベル協会(JSL)を設立。環境や社会に配慮した持続可能な国際認証を軸に、多岐にわたる認証も支援。