DXの広がりに応じて需要が高まるソフトウェアエンジニアだが、その仕事は「納期に追われながらコツコツとプログラミングに勤しむ」といったイメージで捉えられることが多いのではないだろうか。だが、海外や外資系企業で活躍するエンジニアは、そのイメージには当てはまらない働き方をしているようだ。
本書では、米マイクロソフトの現役ソフトウェアエンジニアである著者が、現場で目の当たりにした、生産性を驚異的に高める思考や方法について、具体例を挙げながら解説している。自身は決して「一流」ではなく、幼少時から要領が悪かった「三流」のエンジニアだと認めながらも、世界最高峰の開発チームの仕事から学ぶことで、「一流」をめざすチャレンジを続けられているのだという。著者は、国内大手SIerのITエンジニアを経て2009年に、アジャイル、DevOpsのコンサルタントとして独立。2015年に米マイクロソフトに入社、2019年から同社Azure Functionsプロダクトチームシニアソフトウェアエンジニアを務める。