コーチングで「沈黙」を恐れなくていい理由とは
『「コーチ」の流儀』
あらゆる分野で使える効果的なコーチングの手法と実践
The Coach’s Way: The Art and Practice of Powerful Coaching in Any Field
Eric Maisel 著
|
New World Library
| 224p
ドーン・キャンベルによる前書き
第1週 まず自分自身について考える
第2週 コーチングの基盤としての哲学
第3週 初回のセッションの前に
第4週 初回のセッション
第5週 初回セッションから第2回セッションまでの間
第6週 第2回セッション
第7週 静かでエネルギーに満ちた存在
第8週 良質の質問をする
第9週 異なる手法の投入
第10週 シンプルなコーチング
第11週 セッション中のコーチ
第12週 進歩について
第13週 時間をかけた取り組み
米国では、経営者の6、7割にコーチが付いていると言われるほどコーチングが普及している。対象者(クライアント)とコーチが一対一の対話(セッション)を繰り返し、目標に向けて行動が起こせるよう支援するのがコーチングだが、「本場」ともいえる米国におけるコーチングの流儀はどのようなものだろうか。
未邦訳の米国書籍である本書では、米国トップクラスのクリエイティブ・コーチとして知られる著者が、事前の心構えや準備、クライアントに対し「いつどんなことを言うか」「どのように言うか」「何を聞き出すか」といったコーチングのエッセンスを13週間の演習形式で指南している。成功するコーチに必要なのは、質問などの巧みだが表層的なテクニックではなく、フラットな気持ちで、一人の人間同士としてクライアントと向き合い、心を通わせて自発的な行動を促すことだという。著者のエリック・メイゼル氏は、サイコセラピスト(心理療法士)としての活動を経て、現在はクリエイター(画家や作家など)向けのコーチングを行っている。