書籍
発刊 2023.03
ショートショートで妄想をアイデアに変える方法
『ビジネスと空想』
空想からとんでもないアイデアを生みだす思考法
田丸 雅智 著 | クロスメディア・パブリッシング | 264p | 1,738円(税込)
Contents

1.誰にでも空想する力がある
2.プロの小説家は、いかにして空想やアイデアを生みだしているのか?
3.【ワークショップ】「ショートショート発想法」~執筆パート~
4.【ワークショップ】「ショートショート発想法」~読み解きパート~
5.ショートショートをさらに活用するために
6.【特別対談】全員に反対されるアイデアから、イノベーションは生まれる 田丸雅智×入山章栄

Introduction
AIの進歩は著しいが、少なくとも現時点では、イノベーションの発端は人の頭の中にあることが多い。画期的なイノベーションであるほど、最初は突飛な「空想」や「妄想」として片づけられかねないものだったりする。 実現のためには、まず「物語」にして形にすることが有効な手立てとなるのではないか。
本書では、ショートショート(短くて不思議な物語)を専門とする作家が、空想や妄想をアイデアの宝庫と考え、それをショートショート創作に落とし込むことで、新たな発想、イノベーションに役立てる手法について解説している。 著者が主宰するワークショップ「ショートショート発想法」では、例えば「不思議な言葉」を作るところから始まり、それをもとに発想をふくらませていき、実際に創作。作品をもとに参加者同士が話し合うことでまた新たなアイデアが生まれるように設計されている。 著者は1987年生まれ。2011年『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。全国各地でショートショートの書き方講座を開催しており、同内容を企業向けに発展させたワークショップ「ショートショート発想法」も多数開催。このワークショップは、メーカー、IT企業、コンサルティング企業など、大手を中心にさまざまな業種の企業で開催され、好評を博している。