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中印対立解消の鍵となる第三国への共同支援とは
『多極化時代のインドと中国』
アジアの2大国はどこに向かうのか
Powershift: India-China Relations in a Multipolar World
Zorawar Daulet Singh 著
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Pan Macmillan India
| 348p
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![Contents](/statics/img/ttl_contents.png)
1.国境紛争
2.地政学と世界秩序
3.戦略と政策
エピローグ 多極化する世界秩序
![](/statics/img/btn_down.png)
![Introduction](/statics/img/ttl_intro.png)
現在、世界一の人口を有するのは中国だが、数年後にはインドが追い抜き人口世界一になる可能性が高いという。GDPについても、やがてインドが日本を抜き、米国、中国、インドが3大国となるといった経済予測が多い。一方でインドと中国は国境問題で火種を抱える。中印関係はどうなっていくのだろうか。
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未邦訳のインド発刊書籍である本書では、第二次世界大戦以降の中印関係の歴史を俯瞰しながら、その変遷を詳説している。2013年以降断続的に発生し、2020年には両軍に死者も出た国境での衝突の現状、中国の南アジア進出に対するインドの姿勢や、米国、ロシア、アジア諸国などとの関係性の中でインドが取るべき方策を、主にインド側の視点から多面的に考察している。著者のゾラワル・ダウレット・シン氏は、ニューデリーを拠点とする歴史家、戦略家。ニューデリーの中国研究所に所属し、中印関係を中心としたインドの外交政策について研究、発信している。