書籍
発刊 2004.08
稀代の経営者が生涯を通じて追った「利他」とは
『生き方』
人間として一番大切なこと
稲盛 和夫 著 | サンマーク出版 | 246p | 1,870円(税込)
Contents

1.思いを実現させる
2.原理原則から考える
3.心を磨き、高める
4.利他の心で生きる
5.宇宙の流れと調和する

Introduction
2022年8月24日、日本を代表する稀代の経営者と謳われる、稲盛和夫氏が90歳で逝去した。老衰による最期という。京セラ、第二電電(現・KDDI)の創業者であり、経営破綻した日本航空(JAL)を再生させた功績でも知られる。また、ベストセラーを含む数々の著書は数多のビジネスパーソンに指針を与えてきた。
本書は稲盛氏の経営哲学を語る上で欠かすことのできない、国内で150万部以上、中国では500万部を超える大ロングセラーとなった代表作。後に京セラをはじめとする稲盛氏が関わった企業における行動指針となった「京セラフィロソフィ」にも結びつく、働き方やものの考え方が網羅されている。同氏が生涯を貫き提唱、実践した「利他の心」をはじめとする、生きる上での原理原則を、自身の経験談などを交えながら平易な言葉で語っている。著者の稲盛氏は、京セラ名誉会長、KDDI最高顧問、日本航空名誉顧問。1997年に在家得度をし仏門へ。2019年末まで経営塾「盛和塾」塾長として後身の育成に努める一方で、稲盛財団を設立。同時に国際賞「京都賞」を創設した。