新書・文庫
発刊 2021.06
中間管理職が遭遇しがちな修羅場をどう乗切るか
『修羅場のケーススタディ』
令和を生き抜く中間管理職のための30問
木村 尚敬 著 | PHP研究所(PHPビジネス新書) | 235p | 957円(税込)
Contents

序.誰もが「修羅場」を避けられない時代がやってきた
1.対上司・対経営者…人間関係の「修羅場」を切り抜ける
2.ミドルリーダーが陥る「チームの修羅場」
3.あなたの人生を左右する「キャリアの修羅場」
4.リストラ、不正、顧客トラブル…ある日突然起こる様々な「修羅場」

Introduction
企業で仕事をする中で、ほとんどトラブルに遭遇しないという人は極めて稀だろう。大多数のビジネスパーソンは、大なり小なりの“修羅場”を経験しながら、業務をこなしているはずだ。とりわけ中間管理職(ミドルリーダー)は、「上と下との板挟み」になるなど、判断や行動に悩む場面に出くわしがちだ。
本書は、「とうてい達成不可能な、とんでもない目標を課された」「不祥事を隠蔽するよう迫られた」といった、主にミドルリーダーが決断や処理を迫られる30の「修羅場」を具体的に想定し、それぞれにおいてどのように考え、立ち回ればいいのかをアドバイスするケーススタディ集。ミドルリーダーがさまざまな危機的な場面で間違った決断やアクションをしないためには、常に「長期的・継続的に事業を成長させるにはどうすべきか」という視点で考える、「自分が仕事において一番大事にしているものは何か」という軸を持っておくことなどが大切だという。著者は(株)経営共創基盤(IGPI)共同経営者(パートナー)マネージングディレクター。ベンチャー企業経営の後、日本NCR、タワーズペリン、ADLにおいて事業戦略策定や経営管理体制の構築等の案件に従事。著書に『ダークサイド・スキル』(日本経済新聞出版)などがある。