新書・文庫
発刊 2021.06
調剤薬局が「国民の健康インフラ」になれる理由
『クリエイティブディレクターが起こす調剤薬局革命』
ネットワーク化で未来を変える
橋本 薫 著 | 評言社(評言社MIL新書) | 144p | 1,100円(税込)
Contents

1.Connecting the dots
2.たまたま調剤薬局
3.幸せな生活はどこにある?
4.常識を壊す
5.class Aプロジェクトのスタート

Introduction
街のありふれた風景の中に溶け込んでいて目立たないが、病院やクリニックの近くを中心に点在する「調剤薬局」は、全国に約6万の数があるという。だが、その多くは、医師が発行した処方箋に示された薬を受け取り、服薬指導を受けるだけの場所であり、人々が進んで行きたい魅力的な場所とは認識されていない。
本書では、広告代理店のクリエイティブディレクターとして多くの実績を持つ著者が、調剤薬局をネットワーク化し、旧態依然とした調剤薬局を「ヘルスケアプロショップ」に変換する支援を行うために立ち上げた「class A」プロジェクトについて、その考え方と実際の活動を紹介している。誰でも気軽に立ち寄れる医療機関である調剤薬局は、単に処方薬を売るだけでなく、人々の健康な生活を支援する場として機能すべきと主張。そのために、class Aでは、各薬局のショップデザインや待合室における情報提供、キャンペーン実施などを支援するツールの提供やアドバイスを行っている。著者は、サンアド企画本部長を経て、株式会社エムエフディ(企画)、株式会社クラスAネットワーク(薬局支援)を設立。現在は両社の会長を務める。クリエイティブディレクターとしての主な活動にJR東日本ガーラ湯沢、JR西日本大阪駅再開発、ハーゲンダッツ、サブウェイなどがある。