書籍
発刊 2021.04
コロナ後を見据えるANAのエアモビリティ戦略
『コロナ後のエアライン』
鳥海 高太朗 著 | 宝島社 | 256p | 1,650円(税込)
Contents

1.ANAとJALの危機
2.ANA・JALの雇用マネジメントの苦闘
3.大手以上に過酷な試練となったLCCと中堅航空会社
4.コロナ禍で生まれた新たな発想
5.閑古鳥が鳴く国内空港
6.海外の航空会社で広がるリストラ・経営破綻
7.ポストコロナの航空業界はどうなる?

Introduction
新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行はさまざまな業界に打撃を与えたが、とりわけ影響が大きかったのが航空業界だ。日本でも、ANA・JALの二大航空会社が巨額の赤字を計上し、格安航空会社エアアジア・ジャパンは運航停止・破産に追い込まれた。今後、各航空会社はいかに復活を狙うのか。
本書では、コロナ禍が始まってからの1年あまりを振り返り、今回のパンデミックが航空業界に与えた影響を考察。そして、未曾有の危機に際し、主にANA・JALが進める新たな取り組みを取り上げ、「コロナ後」に航空業界がどのような方向に進んでいくかを探っている。ANAやJALは、航空事業で効率化を図るとともに、非航空事業としてプラットフォームビジネス、非稼働の航空機を使った遊覧飛行や機内レストラン、さらにはドローンやアバターといった先端技術による新事業に取り組んでいる。著者は航空・旅行アナリストで、帝京大学理工学部航空宇宙工学科、共栄大学国際経営学部、川村学園女子大学生活創造学部観光文化学科非常勤講師。航空会社のマーケティング戦略を研究しながら、国内外を巡り体験談を中心に各種雑誌・経済誌などで執筆しているほか、テレビ出演も多い。