新書・文庫
発刊 2021.02
コロナ禍に売上1.5倍のレストランは何をしたか
『「顧客消滅」時代のマーケティング』
ファンから始まる「売れるしくみ」の作り方
小阪 裕司 著 | PHP研究所(PHPビジネス新書) | 205p | 957円(税込)
Contents

1.「顧客消滅」時代のマーケティングとは
2.「ファンダム」をどう作るか
3.BtoBビジネスも「ファンダム」がカギを握る
4.感性と価値で創られる市場とは
5.組織を変える、自分を変える
終.「アフターコロナ時代」に必要なもの

Introduction
コロナ禍の影響をまったく受けなかったという企業は少数派だろう。とりわけ打撃が大きかったのは、休業や時短営業を求められた上に、外出自粛によりリアル顧客が激減した小売・サービス業だ。しかし、そんな中でも売上を維持する、あるいは逆に前年よりアップする企業もある。どんな戦略をとったのだろうか。
本書では、約1,500社の企業が参加する「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰する著者が、豊富な事例をもとに、コロナ禍による顧客の“消滅”にも負けないマーケティングやビジネスの要諦を説く。マス広告などを使って多数の「一見客」を集める「フロー型」のビジネスから、既存顧客との関係構築を重視し、継続的なコミュニケーションにより顧客を“持っておく”「ストック型」のビジネスへシフトすることが、もっとも重要なのだという。著者は、オラクルひと・しくみ研究所代表、日本感性工学会理事、九州大学大学院非常勤講師。作家、コラムニスト、講演・セミナー講師、企業サポートの会主宰、行政や商工会議所等とのジョイントプログラム、学会などの活動を通じて、これからのビジネスとその具体的実践法を語り続けている。