新書・文庫
発刊 2020.12
なぜ米国屈指のオンライン高校は哲学必修なのか
『スタンフォードが中高生に教えていること』
星 友啓 著 | SBクリエイティブ(SB新書) | 264p | 900円(税別)
Contents

序.その教え方が子どもをダメにする
1.学校の定番をとっぱらう
2.なぜオンライン学校が全米トップになれたのか?
3.スタンフォード大学で実現した「生き抜く力」の育て方
4.子どもの才能の伸ばし方
5.世界の教育メジャートレンド
6.教育のミライ

Introduction
アメリカの著名な私立大学、スタンフォード大学に設立された「高校」がめざましい躍進を見せている。オンラインスクールでありながら2020年進学校ランキングで「全米1位」に選ばれたのだ。同校を2016年から校長として率いるのが日本人の星友啓氏。どのような理念のもと、どのような教育を行っているのか。
本書では、スタンフォード大学・オンラインハイスクールの授業カリキュラムや指導・評価方法、ミッションなどを、校長自らが語る。同校は、「哲学」を卒業必修科目に設定する、課外活動の代わりに授業を起点に有機的な関係性をつくる、最新科学に裏付けられた教育法を取り入れるなど、従来の学校教育とは一線を画した運営方針を取る。そうした数々の工夫は、子どもたちの「生き抜く力」を育むという最重要目標に基づいているのだという。著者の星氏は、スタンフォード大学で哲学博士を修了後、同大学哲学部の講師として教鞭をとりながらオンラインハイスクールのスタートアップに参加した。現在は校長職の傍ら、講演活動、教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組んでいる。