起業家イーロン・マスク氏率いる「スペースX」をはじめ、世界の民間宇宙産業が活況だ。日本国内でも数多くの多種多様な宇宙ベンチャーが活動しており、民間では日本初となる宇宙空間に到達したロケットを開発したインターステラテクノロジズなど、着実に実績を上げはじめる企業が出てきている。
本書では、インターステラテクノロジズのファウンダー(創立者)の一人である堀江貴文氏のほか、6社の国内宇宙ベンチャーのトップへのインタビューにより、各社がどのように活動を展開し、何をめざしているか、そして宇宙ビジネスへのビジョンなどを紹介している。6社(インターステラテクノロジズ、クラブツーリズム・スペースツアーズ、ispace、ALE、SPACE WALKER、スペースシフト)はそれぞれ「ロケット開発」「宇宙旅行」「月探査」「人工流れ星」「スペースプレーン(有翼ロケット)」「衛星データ活用」を主に扱う会社である。著者は、子ども向けの書籍や絵本からビジネス書まで、幅広いジャンルで実用的な書籍を中心に執筆するライター。なお、ダイジェストではインターステラテクノロジズとALEのパートを取り上げた。