書籍
発刊 2020.07
BtoBの雄セールスフォースが「信頼」される理由
『トレイルブレイザー』
企業が本気で社会を変える10の思考
Trailblazer(2019)
マーク・ベニオフ / モニカ・ラングレー 著 | 渡部 典子 | 東洋経済新報社 | 372p | 1,800円(税別)
Contents

新しい方向
1.始まり サンフランシスコのベニオフ家
2.価値観 何をすべきかが重要だ
3.信頼 第1のバリュー
4.カスタマーサクセス テクノロジーを使って変革する
5.イノベーション AIとエコシステムの力
6.平等 鏡に映る姿を見る
企業文化
7.オハナ 企業文化を再定義する
8.社会貢献 未来のトレイルブレイザーに投資する
9.初心 空白のページから同じページへ
10.ステークホルダー 私たちは皆、この地球上でつながっている
11.アクティビストCEO 企業が本気で社会を変える

Introduction
セールスフォース・ドットコム。CRM(顧客関係管理)を中心にしたクラウドサービスのパイオニアであり、世界中に従業員5万人を擁し、GAFAに続くITメガベンチャーの一つである。1999年創業の同社はイノベーティブなだけでなく、社会貢献、社会問題への高いコミットメントでも知られる存在だ。
本書では、セールスフォース・ドットコム創業者で現会長兼CEOのマーク・ベニオフ氏が、自らの生い立ちから、オラクルを経てセールスフォース・ドットコムを起業、トレイルブレイザー(開拓者)として卓越した企業文化を作り上げ、さまざまな社会課題と向き合いながら同社を経営する様子を描くとともに、自身の考え方を述べている。「信頼」「カスタマーサクセス」「イノベーション」「平等」といったバリュー(企業の価値観)を明示し、それに沿った経営と行動を続けるセールスフォース・ドットコムは、フォーブス誌「世界で最もイノベーティブな企業」、フォーチュン誌「最も働きたい企業」「世界で最も称賛される企業」などで上位を獲得。主著者のマーク・ベニオフ氏は、フォーブス誌の「過去10年のトップイノベーター」、フォーチュン誌の「世界最高のリーダー」などに選ばれた。共著者のモニカ・ラングレー氏はウォールストリート・ジャーナル紙の記者を経て、2017年にセールスフォース・ドットコムのグローバル戦略担当エグゼクティブ・バイスプレジデントに就任。