書籍
発刊 2020.08
リモートワークを生かすチームビルディングとは
『リモートワーク』
チームが結束する次世代型メソッド
リセット・サザーランド / カースティン・ジャニーン=ネルソン 著 | ヨーガン・アペロ 序文 上田 勢子/山岡 希美 訳 | 明石書店 | 432p | 2,500円(税別)
Contents

1.なぜリモートワークをするのか? ――職場の柔軟性について
2.リモートワークが雇用主にもたらす利益
3.リモートワーク入門編 ――リモートワークの始め方
4.リモートワーク中級編 ――リモートワークに磨きをかける
5.リモートワーク導入への移行という選択肢
6.リモートワークの人材とチームの雇用
7.コミットして指導、信頼して成功
8.成功へ導くためのリーダーシップ、方向性の一致、ツール
9.チーム間のルール決め ――チーム規約
10.まとめ ――共に働くということ
結論 成功への道を共に歩む

Introduction
新型コロナウイルス感染拡大は、多くの人の「働き方」に小さくない影響を及ぼした。もっとも大きいと思われるのが「リモートワーク」の普及だ。だが、いきなりの転換に、混乱したり、抵抗があったりした企業もあったのではないだろうか。では、どうしたらリモートワークをメリットにできるのか。
本書では、従来から欧米のIT企業などで実践されてきたリモートワークの経験をもとに、そのメリットとともにリモートでのチームビルディングの考え方や方法論を、詳しく語っている。リモートワークの実践に成功している80社以上の企業の重役や幹部へのインタビューや、ソフトウェア開発者から人事部長、神経科学者など何百人にもわたる人たちとの対話から著者は、リモートワークそのものの本質、ワーカー自身や経営者、チームのためにどのように活用すべきかを明らかにしている。著者のリセット・サザーランド氏は、リモートワークをさまざまなフォーマットで行う方法を共有するコラボレーションスーパーパワーズ社のディレクターとして、講演、ウェブセミナー、ワークショップ、ポッドキャストによる発信、ニュースレターの発行などを行う。100%リモートのハッピーメリー社のリモートチームのマネジャーも務める。