新書・文庫
発刊 2020.06
“コロナ後”の2020年代日本経済はどうなるのか
『日本経済 予言の書』
2020年代、不安な未来の読み解き方
鈴木 貴博 著 | PHP研究所(PHPビジネス新書) | 320p | 950円(税別)
Contents

1.コロナショックでこれから何が起きるか
2.なぜトヨタは衰退するのか
3.気候災害の未来はどう予測されているのか
4.アマゾンエフェクトが日本の流通を破壊する日
5.確実に起きる人口問題の不確実な解決方法
6.半グレ化する大企業とアイヒマン化する官僚たち
7.日本崩壊を止めるには

Introduction
コロナ禍により、日本だけでなくほぼ世界中が不安に覆われている。感染拡大と重症化による人命への危険もさることながら、自粛やロックダウンによる経済への打撃が、コロナ収束後も、長期的なリーマンショックを超える不況につながりかねないという懸念もあるからだ。はたして2020年代の経済はどうなるのか。
本書では、未来予測と経営戦略立案の専門家である著者が、2020年代が「日本が壊れる10年間」になりかねないと警告する。コロナショックをはじめ、気候災害の影響、アマゾンエフェクト、人口問題といった、これからの10年で日本経済を襲うと予測されるリスク=「7つのショック」を指摘し、実際に「何が起こるか」を読み解きつつ、その解決策、予防策を探っている。著者は、経営戦略コンサルタント。ボストンコンサルティンググループ等を経て2003年に独立し、数々の大企業の戦略立案プロジェクトに従事している。なお、ダイジェストでは、主にコロナショックをめぐる未来予測(予言)を取り上げた。