書籍
発刊 2020.06
ワークショップを前に動かす「問い」の方法論
『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』
安斎 勇樹 / 塩瀬 隆之 著 | 学芸出版社 | 300p | 2,700円(税別)
Contents

序論 なぜ今、問いのデザインなのか
1.問いのデザインとは何か
2.問題を捉え直す考え方
3.課題を定義する手順
4.ワークショップのデザイン
5.ファシリテーションの技法
6.企業、地域、学校の課題を解決する

Introduction
商品開発や組織改革などのアイデア創出や問題解決に「ワークショップ」を活用する組織が増えているようだ。しかし、ワークショップを上手にファシリテート(舵取り)できる人材は少ないのではないだろうか。ファシリテーションにおいては適切な「問い」を繰り返し、課題を明確にしていくことが欠かせない。
本書では、ワークショップにおいて、戦略的に「問い」と「対話」をデザインするための考え方と、具体的な技法を詳しく解説している。問いや対話のデザインは、正しい答えを導いたり、思考や感情に揺さぶりをかけたりする効果的な問いを適切なタイミングで参加者に投げかける、あるいは参加者に持たせることで、創造的な対話をつくり出す。本書は、著者らの経験をはじめとする多彩な事例とともに、問題の本質を抽出し、解決可能な課題を定義する手順などを指南する。著者の安斎勇樹氏は、株式会社MIMIGURI代表取締役Co-CEO、東京大学大学院情報学環特任助教。塩瀬隆之氏は京都大学総合博物館准教授で、小中高校におけるキャリア教育、企業におけるイノベーター育成研修など、両者ともワークショップを多数ファシリテートしている。