書籍
発刊 2019.12
「病院」を経営する銀行のイノベーション的発想
『DISRUPTORS 反逆の戦略者』
「真のイノベーション」に共通していた16の行動
NON-BULLSHIT INNOVATION(2019)
デイビッド・ローワン 著 | 御立 英史 | ダイヤモンド社 | 560p | 2,200円(税別)
Contents

PROLOGUE 「イノベーション狂」が集う夜
1.隠れたニーズを満たせ
2.チームを奮い立たせろ
3.海賊を雇え
4.製品をサービスに変えよ
5.ムーンショットを狙え
6.未来をインキュベートせよ
7.夢でプロトタイプをつくれ
8.プラットフォームを構築せよ
9.ブラインドスポットを発見せよ
10.データを収益に変えよ
11.偶然の出会いを生むコミュニティをつくれ
12.自社の価値を組み替えよ
13.エコシステムを構築せよ
14.テクノロジーに賭けろ
15.ビジネスモデルを拡張せよ
16.危機をチャンスに変えろ
EPILOGUE 真のイノベーションに共通していたもの
解説 アメリカ型イノベーションからの脱走 若林恵(『WIRED』日本版元編集長/黒鳥社/編集者)

Introduction
「イノベーション」という言葉は、ビジネスの世界では金科玉条のように扱われることが多い。しかし、何をもってイノベーションたり得るのか。真のイノベーションとはどういうものか。あるいは、イノベーションの「公式」のようなものはあるのか。語ることのできる人は少ないのではないだろうか。
本書では、シリコンバレーのみならず、ペルー、フィンランド、英国、UAE、エストニア、中国、オーストラリアなど10カ国における「真のイノベーション」を総力取材。16の戦略を見出し、成功するイノベーションの共通項を探っている。事例として取り上げられるイノベーションは、テクノロジー企業によるものだけでなく、金融、医療、行政などさまざまだが、時宜を逃さず積極的に動くことが共通していたようだ。著者は、『WIRED UK』創刊編集長で、テクノロジーコラムニスト。未知の世界への旅を共有するコミュニティとしてVoyagers.ioを設立している。なお、ダイジェストではフィンランドの「病院を経営する銀行」の事例を取り上げた。